9.0-RELEASE on HP Proliant ML110 G7

家庭内LAN用サーバーのML115 G5の電源が入らなくなったため、サーバーをリプレース。久しぶりにFreeBSDをいじる。今回は9.0-RELEASEをインストール。前回から時間がたっており、いくつか変更点と、訂正すべき点があるので、まとめメモ。

bsdinstall

9.0からインストーラが新しくなった。特に使いやすくも使いにくくもないが、作業の順番が変わったのが注意点。sysintallにあったexpertのようなものは用意されていないようだ。

DNSセットアップ

基本的には前回の通りだが、少し前からnamed.confのパスは絶対パスで書く必要がある。

また、

hermes# touch /etc/namedb/working/managed-keys.bind

が必要。

NISセットアップ

これも基本的には前回の通りだが、/var/ypでのmakeは、portmapperが起動していて、nisdomainnameが与えられていないと動かない。当たり前といえば当たり前だが。

したがって、

#
# portmap
#
rpcbind_enable="YES"
#
# NIS
#
nisdomainname="ehome"

を/etc/rc.confに書いて再起動してから、作業する必要がある。

fsck

あまりに当たり前の話だが、一瞬混乱したこと。fstabに書かれていないパーティションにはfsckはかけられない。電源が入らなくなったML115のハードディスクは突然電源が落ちたので、fsckが必要だった。

HDD全体をパーティションにする。

hermes# fdisk -I ada2
hermes# fdisk -B ada2
hermes# bsdlabel -w ada2s1 auto
hermes# bsdlabel -B ada2s1
hermes# newfs /dev/ada2s1a
hermes# mount /dev/ada2s1a /home

これでいいのだが、なぜこの手順だったか思い出せない。ここに自分で書いた通り。

さらに、SATAのハードディスクはada?の番号が固定されない。追加のハードディスクをつなげると、元あったHDDの番号が変わる場合がある。これは、fstabの変更を必要とするので、非常に困る。ここに書かれた問題。

samba

これは基本的には前にsambaを立ち上げた時のメモの通りだが、その後、/usr/local/etc/smb.confに、

passdb backend = smbpasswd

が必要となった。前回の時の設定をみるとこの行はコメントアウトのままで動いていたので、たぶんデフォルトが変わったのだと思う。

日本語については、CAPの場合は、

   dos charset = CP932
   display charset = CP932
   UNIX charset = CP932
   vfs object = cap

EUCの場合は、

   dos charset = CP932
   display charset = CP932
   UNIX charset = EUC-JP

でよい。

NISUNIX系のアカウントを管理し、sambaではsmbpasswdファイルでアカウントを管理するのはobsoleteだってことは分かっているのだが、OpenLDAPにはまだ移行できない。